私だけが楽しいSuper Junior版TRUMP配役
どの沼にいっても一度はやってしまうTRUMPパロ。
今回めでたくSuper Juniorの皆さんで配役してみようと思ったら、思いのほかにしんどくて繭期に突入してしまったので、ちょっと吐き出させていただこうと思います。
誰が楽しいって自分が楽しいだけですが、もしお一人でもTRUMPシリーズにハマっていただけたりなんかしたら、あわよくば一緒に絶望の淵に立っていただけたりなんかしたら泣いて喜びますのでどうぞよろしくお願いします。
1.舞台「TRUMPシリーズ」とは
TRUMPシリーズとは、末満健一氏が脚本・演出を務めるオリジナル舞台です。
簡単に言うと、繭期(人間でいう思春期)の吸血種(ヴァンプ)の少年少女たちが、永遠の命をもつ「TRUMP」という原初の吸血種の不老不死伝説に翻弄されていくお話。
衣装もゴシックで、物語の舞台となるのは繭期の少年たちを収容するサナトリウム(通称クラン)。こういうのが好きなヲタクはほんとに好きしかないと思います。
このシリーズ、2018年現在「TRUMP」「演劇女子部ミュージカル『LILIUM』」「SPECTER」「グランギニョル」「マリーゴールド」と5作品続いています。が、一つ一つの物語は独立しているので、作品それぞれだけでかなりの完成度、というかかなり重いです。でもこのシリーズが更に面白いのは、シリーズを通して見ると点と点が繋がって更に絶望する、というところで、もう、なんか沼が深いんです。
ちなみに、先月上演された「マリーゴールド」*1を除いて、全て円盤化されている上、D2版の「TRUMP」はニコニコ動画「D-boysチャンネル」で配信されたりしてるので、万が一興味をもっていただけた方いらっしゃいましたら是非。
2.Super Junior版「TRUMP」配役
そんな「TRUMP」シリーズの第一作「TRUMP」を今回勝手にメンバーで配役してみたら、まあ絶望のえぐみがすごかったので、今回こんなことになりました。
スジュと言えば陽のおじさんたちですけど、その一見陽に見える笑顔の根本にちょっと憂いがありません…?切なさをもってません…?そんな儚さがTRUMPと合うな、というか、人間誰しも絶望の淵に立つ推しが見たくありません…???
ということで私のTRUMP配役、いきまーす!
ソフィ(ウニョク):ダンピール(人間との混血種)で迫害されている。
ウル(ドンヘ):貴族の生まれでエリート。ソフィを気にかける。
ラファエロ(イトゥク):ウルの兄。弟を守るため、ソフィを遠ざけようとする。
アンジェリコ(イェソン):貴族。ラファエロを敵対視する。
アレン(ハンギョン):夜な夜なクランを抜け出し人間の村に行くマイペースな子。
クラウス(ヒチョル):ティーチャー。アレンのお目付け役。
グスタフ(キュヒョン):ティーチャー。スパルタな先生。
ミケランジェロ(リョウク):ティーチャー。キュートで優しい先生。
ガ・バンリ(シウォン):転校生。その実はヴァンパイアハンターの人間。
ダリ(シンドン):ウル・ラファエロの父親。血盟議会の幹部。
これを見てもなんのこっちゃ!って感じだと思うんですけど、でもこれは正直見てもらわなきゃ…なんですよね・・・。中の人の関係性も合わせてみるとより苦しいので…。
ちょっとネタバレすると、お察しいただいてるかとは思いますが、この中に「永遠の命をもつトランプ」がいます。そしてとある秘密により、ウル(ドンヘ)は不死の命を欲しています。
あと、なんだ、「きみは僕であり僕はきみなんだ」って言葉をドンヘが言うシーンがあるんですけど、超ウネで切ないんですよね・・・。
この画像を見て、あ、ウネだ・・・ってなる人がいたら是非観て欲しい・・・。*2
3.結論
で、なにが言いたいかというと是非TRUMP観てください、なんですけど、お金を払うことのハードルの高さは私も理解しているつもりです・・・。だけどね、ほんと誰かと語りたいんですよ。だって私1人で絶望してるのしんどい。
そこで皆様に提案があります。
①ここまで読んで、TRUMPに興味が湧かなかった方
→すみません。私の力不足です。そしてここまで読んでくださりありがとうございました。どうかこのページと私のことは忘れてお過ごし下さい!
②ちょっとでも興味があるよ!という方
→ありがとうございます!是非円盤をお買い求めください!
是非ご自分で観て、うわあああってなって欲しい!!
でもいきなり円盤はハードル高いよ~~~という方、なんと324円で観れます!!
ニコニコ動画のD-BOYS公式チャンネル「チャンネルD-BOYS」に登録すると月額324円で見ることができます。(もちろんすぐ解約してOK)
しかもこのTRUMP、役者が対となる役を入れ替えて演じるため、「TRUTHver.」と「REVERSEver.」があるので二度楽しめます。つまりウネがお互いの役を入れ替えて演じるのを見ることができるんですね。(初見での私のおすすめはREVERSEver.かな・・・!)
もちろん円盤もあるので、是非!
『TRUMP』DVD〜TRUTHバージョン〜 - NAPPOS SHOP
③興味はあるけどお金払うまではちょっと・・・という方
→OK。私が今からネタバレすっからちょっとそこで待っててくれ。
(あと観たことあるよ!好きだよ!という方もよかったらお付き合いください)
ということで、この先ネタバレです。私のメインはここからです。
もう一度言いますが、たぶんまず自分で見るのが一番です。
でも止めはしませんし、読んでからのクレームも受け付けません!
と言いますか、この先好き勝手にわめいているので、分かりにくいこと山の如しと思われます。
けれどもう、どうにかこの思いをはき散らかさないとやってけないので唯我独尊でいきます!
それでもいいよ、という方は続きから!
4.超絶ネタバレ
ここからは役名じゃなく、中の人の名前でいきます。
※大まかなあらすじ※
クランに入学したウニョクは、人間との混血種のダンピールのため、同じクランの仲間たちから差別されていたが、貴族でエリートであるドンヘだけは、そんなウニョクと親しくしていた。
厳しい剣術訓練をするも生徒にイジられるティーチャーキュヒョン、超かわいくてお茶会大好きなティーチャーリョウク、始終アレンを探し、またウニョクに対して「いいにおい」というちょっと変わったティーチャーヒチョル、謎の転入生シウォンたちと平穏なクランでの日常を過ごしていたウニョク。
しかし、少しずつドンヘが繭期の症状を拗らせ不安定になっていき、「トランプの不老不死伝説」に魅了されていく。
そして、「そんな風に不安定になったのはお前のせいだ」と、ドンヘの兄によるイトゥクにより、ウニョクとドンヘは切り離される。
また、ライバルであるイトゥクとダンピールであるウニョクを目の敵にするイェソンも、繭期の症状か、以前よりも増して異常な敵対心を向け、その矛先は弟であるドンヘにも向けられるようになった。
イェソンの暴走の中、ドンヘが実はダンピールであることが明かされ、短命であるダンピールの運命を変えるために、TRUMPを探していたことが判明する。イトゥクは、父シンドンからの命により、その事実がバレないようにいつもドンヘを守っていたのだった。
心の安定を失ったドンヘを守るために、ウニョクを殺そうとするイトゥク。だがその時、謎の炎に包まれ、死んでしまう。
その火は、TRUMP、ヒチョルによるものだった。
100年前、夜な夜なクランを飛び出し、人間の恋人の元に行っていたハンギョン。
ヒチョルはそんな自由で何にもとらわれないハンギョンに惹かれていた。
しかし、人間の村でヴァンプであることがバレたハンギョンは、人間にクランごと焼き討ちに合い、殺されてしまう。
ハンギョンが息を失うその寸前、ヒチョルは自分がTRUMPであることを告げ、永遠を望めばその力を与えられると伝えるが、ハンギョンはそれを望まず、「ずっとヒチョルはさみしかたんだね」と言って死んでしまう。
TRUMPであり全てのヴァンプの始祖であるヒチョルの心が乱れることにより、多くのヴァンプにも影響が出て、命を自ら落とすヴァンプが多発した。血盟議会はヒチョルの心の安定を保つため、クランを再生させ、また、ヒチョルの影響を受けない人間であるヴァンパイアハンターを見張り役としておいた。その1人がシウォンであった。
クランの再生、そして飼い猫であるアレンを育てることで安定していたヒチョルであったが、再び心が不安定になり始めた。
ハンギョンと人間の娘の子どもの子孫が入学してきたのである。
それがウニョクであり、ヒチョルはもう一度ハンギョンを失いたくないと、イトゥクを殺したのだった。
その火はクランにまで燃え広がり、ヒチョルの不安定さにやられ更に狂気を増したイェソンにより、ドンヘは刺され、ウニョクも殺されそうになるが、やはりヒチョルによって殺されてしまう。
シウォンによって100年前の事件が語られ、それを聞いたドンヘは、ヒチョルはハンギョンの血をひくウニョクがいるから自分に不死を与えないと考え、瀕死の状態ながらウニョクに剣を向ける。
しかし、ヒチョルはドンヘを「いいにおいがしない」と拒否する。
そしてハンギョンを二度失うことを恐れ、ウニョクに無理やり不死の力を与え、その場を立ち去ってしまう。
望まない不死の力に絶望しながらも、傷が深く瀕死状態のドンヘを救おうとドンヘを噛むウニョク。しかし、不死の力は継承されなかった。
「今度生まれ変わったら、君になりたいな」と言って息絶えたドンヘ。
ウニョクはそれから4500年、この呪いを解くためにヒチョルを探し彷徨い歩いている。
もうなんというか、誰も救われなくてツライ。
ウニョーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー;;;;;;;
ってなるし、ドンヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ってなるし、
まじ、ヒチョル......お前ってやつは.........ってなりますよね...つら...
中盤にね、
シウォン「あのドンヘってやつはなんなんだ?友達か?」
ウニョク「そんなんじゃないよ…。ドンヘは変わったやつだ。いつもぼくと一緒にいてくれる。ただそれだけだよ。」
シウォン「おれが思うに、そういうのを友達って言うんじゃないか」
ってのがあるんですけど、最後まで見てから改めてみるとウネちゃんへの愛が止まらないんです・・・。
ずっと一人ぼっちだったウニョクにとって、ドンヘは唯一の拠り所だったし、秘密を抱えたドンヘにとってもウニョクは同じ運命をもった救いだった。
最後、ウニョクに手をかけようとするドンヘなんだけど、その剣を心臓に突き立てることは、どうしてもできないんですよ。
そして最後に残した言葉。
「きみになりたい」って言うのは、「TRUMPに選ばれるきみになりたい」ではなくて、「ダンピールの運命も受け入れる強くて優しいきみなりたい」なんだろうなぁ、と思うと、、、ほんとウネってやつは......(;_;)
そしてヒチョル。
役柄的には、何にも囚われない自由奔放なアレン(ハンギョンの役)が似合うんですけど、この「ヴァンプの起源であるTRUMP」を演じられるのはヒチョルだなぁ、って思うんですよね。
なんだろう、一見明るく見えるその裏にさみしさと脆さもしっかりもってる人だな、と思うんです。
ハンギョンとのお別れ、直接その時代のことを見てきたわけでも詳しく知っているわけでもないんですけど、その時の悲しみの果てに今のヒチョルの強さがあるのだとしたら、その悲しみに囚われたままなのがTRUMPであるクラウスなんだなぁ、と。
何千年と生きて、そして終わりのない命ってどれほどのさみしさなのか、ただただ膨大過ぎるんだけど、そんな目をできるのはヒチョルだけかも、と厨二ぽいですが思うのです。
(あと単に『不老不死』のワードが似合い過ぎる)(台無し)
そして無惨にもヒチョルに殺されてしまうイトゥクとイェソンですが、
役的に、特に兄さんには汚れ役やってもらってますが、すごくオイシイ役なので許して欲しい…。
なんというか、フリルのブラウス着て「イェソン様ーーーー!」って子分従えるのが似合うの兄さんしかいないやん?みたいな。
そして「弟を守らなければ」みたいな強迫観念にかられて暴走してしまうのはトゥギかな、みたいな。
だけどココ、本家と同じく役を入れ替えても面白いなーーーと思うんですよね。
「TRUTH」のラファエロは正義感の塊のクール系なのでイェソン
「REVERSE」のラファエロは知的なメガネキャラなのでイトゥク、みたいな。
どっちでも楽しめるのがTRUMPのイイトコロ!
そして重くて苦しいストーリーですが、ギャグ要素とかほっこりポイントも多くて。
特にリョウクちゃん!
ねーーーー見て超かわいい!!!
これで「も~~~~~~何してるの!」とか言うんだよ!超かわいいよね!!!
このリョウクちゃんとキュヒョンが物語に癒しをくれるから、まだなんか救われるんだよね。このティーチャー二人ほんとかわいい。
そしてシンドン。
え、全然語られてないしストーリーにいる?!って思われてそうだけど、全然いる。というか、インパクトデカすぎて絶対忘れられないから。めっちゃすごいから。
な?
いや絶対貫禄とこのシュールさを醸し出せるのはシンドン氏しかいないので、是非お願いします。
ダーーリちゃーーーーーーーーーん!って呼ばれたり客席イジリしたり、かと思ったらめちゃくちゃかっこよかったりこの人も過去持ちだったりするので、めっちゃダリちゃん好きです。
と、ここまで語ってきましたが、とにもかくにもウニョクです。
望まれぬ不老不死の運命を背負ってしまったヒョクちゃん・・・。
「死ぬために」4500年もの間、彷徨いつづけることになるなんて、ほんと、ほんと、辛さしかありません・・・。
どうしてこんなことに・・・(いや私が配役したんだけど)
で、なんでこの運命にヒョクちゃんに配役したかというと、先日行かせていただいたウネコンが原因です。
行かれた方はアッってなってくださったと思うんですが、あのVCRですよ・・・・・・。
囚われのひょくちゃんが闇落ちする感じ、え、ソフィー????????????????
ってなったんですよ・・・。
あとね、ここまで読んでくださった方、そしてもしも、もしもTRUMPシリーズに興味をもってくださった方いらっしゃいましたら、絶対「TRUMP」視聴後に「LILIUM」*3を見てください。お願いです。
え、まだこれ以上に絶望が待ってるの・・・?これ以上なにがあるって言うの・・・と思ってたらあるんです、これ以上の絶望が。
これ以上は言いません。長々と、本当にありがとうございました。
宜しければコメントでもtwitterでもマシュマロでも何でもいいので、感想とか、「私はこう配役した!」とか教えていただけると泣いて喜びます・・・。
あ~~~~~~~救われたい。